歯科用CTについて

歯科用CTについて

仕組み

歯科用CT

歯科用は基本的には全てCBCTになる。X線管と二次検出器が相対しており、その間に被検者が入る。円錐あるいは四角錘状のX線束(コーンビーム)を用い、患者の回りを360°あるいは180°回転し、X線の投影データを収集する。そのデータをフィルター逆投影法でコンピュター解析し、連続した軸位断像が再構成される。そこから、診断に必要な任意の断面画像が再構成される。

被曝量の安全性

医科用CTと比べて約10分の1になります。
撮影時間は12~28秒ほどになりますが、パルス照射(必要な部分だけを瞬間的に撮影する)により、エックス線の照射量は少なく抑えられています。

医科用CTとの違い

利点:装置がコンパクトで安価、被曝量が約10分の1、空間分解能が高い(スライスピッチ0.1mm)、金属アーチファクトが少ない。画像再構築が速い。

欠点:基本的にCT値が出ないため骨の硬さの違いが判らない。画像にノイズがのりやすく誤差も出やすい。